治山事業・林道事業

治山事業とは・・・

森林の維持造成を通じ、豪雨・豪雪・地震・津波等によりもたらされる山地災害から国民の生命・財産を保全し、水源かん養・生活環境の保全・形成等を図るための事業です。

  • 治山施設の設置や防災機能が高い森林の造成
  • 災害が発生した場合、すみやかに復旧

そのための調査・測量・設計をします。

治山事業の種類と概要

公共治山事業概要
復旧治山 山腹崩壊地、はげ山、浸食されたり異常な堆積をしている渓流などの荒廃山地を復旧整備し、災害の防止、軽減を図るための事業です。
工法には、崩壊地の山脚の固定と渓流を安全に維持するための治山ダム工、崩壊斜面を安定させるための土留工、水路工、森林造成のための植栽工などがあります。
予防治山 水源のかん養及び山地災害の防止のために行う荒廃危険地の崩壊等を予防する事業です。
工法には、山脚、渓床を固定するための治山ダム工、山腹地盤を安定させるための土留工、水路工、森林造成のための植栽工などがあります。
防災林造成 保安林の機能を維持強化するための森林造成を行う事業です。
積雪地帯におけるなだれの防止、海岸地域における飛砂等の被害防止等のために整備を行っています。
災害復旧関係事業概要
山地災害復旧 災害によって被災した治山施設をもとの効力が発揮できるよう復旧する事業です。

林道事業とは・・・

日本の国土面積の7割を占める森林を健全な状態で維持していくためには、間伐などの適正な管理や保全を行っていくことが必要です。
林道は多面的機能を有する森林の適正な整備及び保全を図り、効率的かつ安定的な林業経営を確立するために必要不可欠なものです。
林道の整備によって、林業経営の効率化、林業、木材産業等の産業育成等が持続的かつ高度に発揮されます。また、林道は山村地域の交通路として地域住民の通行や物資の運搬、森林へのアクセス確保など山村地域の振興や生活環境の改善等に大きな役割を果たしています。

森林を育て山村に豊かな暮らしを運ぶ林道の計画・設計・施工管理をします。

測量の様子
測量(治山)
渓流測量の様子
渓流測量(治山)

横断測量の様子
横断測量(林道)

設計中の様子
設計
打合せ中の様子
打合せ

災害時には・・・

治山・林道等森林土木施設や山地での災害発生時に県及び市町村から受託して、速やかに調査・測量を行います。

現地調査の様子
現地調査(災害時 治山)