女性に向けたイベント「森の仕事場、木の仕事場」を開催しました
2021年8月20日
令和3年6月26日(土曜日)に、女性に向けたイベント「森の仕事場、木の仕事場~林業作業地と間伐材加工工場を巡る見学バスツアー~」を開催しました。これは、当協会が実施する森林・林業担い手対策事業の一つとして、森林や林業に興味関心のある女性に向けてイベント等を開催するもので、今回は、林業女子会@福島との共催として、間伐材を活用し様々な木製品を製作している「磐城高箸」と、古くから林業が盛んな古殿町で三代続く林家「水野林業」の作業地を見学するバスツアーを行いました。
いわき市田人町の磐城高箸では、髙橋社長から、箸づくりの工程を作業の手順に沿ってご説明いただきました。また、廃校再生プロジェクトにより新たな工場等として活用している南大平分校内もご案内いただきました。






田人町内にある古民家カフェhito-tabi(ヒトタビ)にて、地元産の新鮮な野菜をふんだんに使った美味しいランチプレートをいただいたあと、古殿町に移動し、水野林業の作業地を見学しました。はじめに、植栽後5年目を迎えた山林にて水野廣人さんから説明を受けたあと、当日ご参加いただいた古殿町の桑原副町長から古殿町の特色や魅力、特産品や観光等についてお話を伺いました。



その後、60年生ほどの杉の木が立ち並ぶ林内にて、林業での様々な作業や、林業を広めるために取り組んでいる試みなどについてお話を伺ったのち、チェーンソーでの伐木作業・グラップルを使った造材作業を見学しました。
立木が倒れる瞬間の、風を切る重く迫力ある音と、地面が揺れるほどの振動には、参加された方もみな圧倒された様子で、木の魅力とともに重い木を扱う作業の難しさや苦労を感じているようでした。









何とか天候も持ちこたえ、多くの皆様のご協力のもと大変充実した時間を過ごすことができました。
参加された方々が、これからふと山に目を向けた時、その奥で日々木と向き合う林業マンや林業女子をより身近に感じていただけたら嬉しく思います。