平成29年度雇用管理研修会を開催しました
2017年11月17日
平成29年11月9日(木曜日)13時30分より、郡山市日和田町の福島県農業総合センター会議室にて「平成29年度雇用管理研修会」を開催しました。
この研修会は、林業事業体の経営の安定や雇用管理改善を図るため、事業主や雇用管理者等を対象に、毎年一回開催しています。


今年度は、講師として福島労働局職業対策課および社会保険労務士の菅野隆氏を迎え、下記の内容についてご講演いただきました。
また、当支援センターの林業就業支援地域アドバイザーによる情報提供も行いました。
- 福島労働局職業対策課による講演
「最近の雇用失業情勢、厚労省の雇用改善の取り組み」 - 社会保険労務士 菅野隆氏による講演
「知って役立つ労働法の基礎知識、雇用管理者とは」 - 林業労働力確保支援センターによる情報提供
「求職者が林業に求めること、関係機関等の提言について」




労働局による講演では、雇用失業情勢の現状や林業における求人・就職状況、作業種別ごとの求人・就職件数の推移等について説明があった後に、活用が可能な雇用関係助成金についてご案内いただきました。
菅野氏による講演では、「平成29年度版 林業雇用管理改善のしおり」を元に、雇用管理者が認識すべき就業に関する基礎的な知識を中心に、代表的なトピックス(就業規則や労働時間、有給休暇や休業手当等)について解説いただきました。
特に、天候等により影響を大きく受ける林業での雇用管理については、質問が多く挙げられました。
当支援センターによる情報提供では、28年度に実施した林業就業支援講習でのアンケート結果を中心に、受講生の年齢構成や居住地、就職状況等、受講理由や事業体への要望等について情報提供を行いました。

参加した事業体へのアンケートには「若年労働者の確保がなかなか出来ない状況である」「ハローワーク求人も募集はしておりますが、動きが見られないのが残念」という声が複数寄せられました。
なかなか明るい兆しが見えない雇用情勢ではありますが、今回の研修内容を生かして、各事業体において今後より一層の雇用管理の改善を進めていただきたく願います。