女性に向けたイベント「木のスプーンづくりワークショップ」を開催しました
2019年1月7日
平成30年11月17日(土曜日)午後1時から、須賀川市にあるレンタルスペース「ラフラフ須賀川店」にて、女性に向けたイベント「木のスプーンを作ろう~木のスプーンづくりワークショップ~」を開催しました。このイベントは、当協会が行っている森林・林業担い手対策事業の一つとして、森林や林業に興味関心のある女性に向けて森や木に関するイベント等を企画運営するもので、今年度は初めての開催となります。
今回は、須賀川市内にある工房「かわらまち木工舎」にて木製のカトラリー等を製作されている中山由紀子さんを講師に迎えて、彫刻刀や紙やすりを使った「木のスプーン作りワークショップ」を行いました。使った素材は「さくら」の木です。
はじめに、講師の中山さんから作り方と作業の流れについて説明を受け、さっそく彫刻刀で彫る作業からスタート。参加された方は、はじめはぎこちなかったもののすぐに彫刻刀の扱いにも慣れた様子で、スプーンの形に彫り進めていきました。



続いて、紙やすりで滑らかにする工程に。粗さの違う5枚の紙やすりを使って、スプーンの先端から柄まで丁寧にやすりがけを行います。
やすりがけが終わったら、焼きペンで柄の部分に名前など好みの文字やマークを入れて、最後に、蜜蝋とえごま油を合わせたオイルでつや出し作業を行いました。オイルを含ませた布を使ってスプーン全体に塗り込み、袋に入れて、1日ほどなじませませたら完成です。



県内各地から20名の参加者が集まり、ラフラフさんの明るく開放的な雰囲気と、中山さんの柔らかく気さくな人柄に助けられ、和やかで楽しいイベントとなりました。参加者からも「楽しかった」「また作りたい」との声をいただき、木工や木製品、そして手作りのものへの興味関心を持つ方が多いことを改めて実感しました。
ぜひとも、日々の暮らしの中でたくさん使っていただき、木の良さを実感していただけたら幸いです。
今後も、森や木、林業に関するイベント等を開催していきたいと考えておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。