令和元年度「森林（もり）づくり研修会」を開催しました

令和元年12月3日（火曜日）13時30分より、郡山市の「ビッグパレットふくしま」小会議室2・3において、県内の林業事業体及び林業関係者に向けて「森林（もり）づくり研修会」を開催しました。
この研修会は、林業就業者の定着を促進しキャリア形成に必要な知識等を習得するために、年一回開催しています。

今回は、『林業事業体は持続可能な森林・林業の実現にどう取り組むべきか』と題して、宮崎県のNPO法人「ひむか維森（いしん）の会」より藤掛一郎氏（顧問、宮崎大学農学部教授）、松岡明彦氏（代表理事、㈱松岡林産社長）、山下史洋氏（副代表理事、木脇林業㈱社長）を迎えて講演いただきました。また、事例報告として「いわき市森林組合」の田子英司氏（代表理事組合長）に、モデル的取組について発表いただきました。
参加者は、事業体・森林組合の職員、林業団体職員、県市町村等を含めて計48名となりました。

研修会では、はじめに宮崎大学の藤掛講師からご講演いただき、その後、林業事業体の代表も務める松岡講師及び山下講師より「ひむか維森（いしん）の会」における独自の『伐採搬出ガイドライン』やCRL認証制度の取り組みや運営方法、再造林に向けて林業事業体が担うべき役割等についてお話をいただきました。
続いて行われた「いわき市森林組合」の事例報告では、森林認証の取得と今後の活用について、スマート林業への取り組み等について報告をいただきました。

参加者へのアンケート調査の回答では「参考になった」との感想が殆どを占め、「主伐・再造林に取り組む上で、大変参考になる話が聞けた」「先進的取り組みが分かり参考になった」「講師3名の違った立場からの話が聞けた」「他県の取り組み、九州の実態を直接聞けたことが良かった」等様々な意見感想が寄せられ、充実した研修会となりました。